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- 日本の水道水って、猫に安全なのかな?
- うちの猫は水道水を飲まないので、飲んでもらう方法はある?
- 水道水を全く飲まない場合、他の水を選ぶ基準が知りたい
水道水の安全性への疑問や、愛猫が水を飲まない時の不安。水選びの基準が分からず悩む飼い主は少なくありません。
良かれと思って選んだ水が、実は愛猫の体に合っていない場合もあります。
この記事では、猫に水道水を与えても大丈夫な理由を解説。塩素を安全に取り除く具体的な方法や、愛猫の体に合った水の選び方も紹介します。
最後まで読めば、愛猫に与える水で迷うことはなくなります。正しい知識で、安心して猫の健康管理を行いましょう。
ポイントをおさえると日本の水道水は猫に与えても大丈夫です。
猫に水道水を与えても大丈夫|塩素対策と硬度の話

日本の水道水は、猫が飲んでも基本的に問題ありません。水質が厳しく管理されているため、安心して与えることができます。ただし、猫の健康をより深く考えるなら、塩素や水の硬度について知っておくとさらに安心です。
猫が飲む水道水 塩素の心配は沸騰と浄水器でクリア
日本の水道水に含まれる塩素の量は、人の健康に影響がないよう水道法で厳しく定められています。猫にとっても問題になるレベルではありません。
どうしても塩素やカルキ臭が気になる場合は、以下の方法で対策できます。
水道水を沸騰させる
やかんで水を沸騰させ、蓋を開けたまま10分以上加熱を続けるとカルキ臭の原因である塩素を除去できます。 塩素が抜けた水は雑菌が繁殖しやすくなるため、こまめな交換が必要です。
浄水器を使用する
浄水器を使えば、塩素やカルキ臭、水道管の汚れなどの不純物を手軽に除去できます。 フィルターの定期的な交換を忘れずに行い、清潔を保つことが大切です。
猫に大丈夫な水道水は軟水 尿路結石リスクを避ける知識
猫に与える水は、ミネラル成分が少ない「軟水」が適しています。猫は、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルを多く含む「硬水」を長期間摂取すると、尿路結石のリスクが高まるためです。
(※尿路結石=尿路にできる固い石のようなかたまり、排尿トラブルや痛みの原因になります)
日本の水道水はほとんどの地域で軟水なので、基本的には安心して与えられます。 しかし、関東地方の一部など、地域によっては硬度が高め(硬度60mg/L以上)の場所もあります。 心配な場合は、地域水道局のウェブサイトで水質確認をしてください。
水道水を飲まない猫も大丈夫|代替水の選び方3選

無理に水道水にこだわらず、他の水を試してみるのもひとつの方法です。しかし、水であれば何を与えても良いというわけではありません。
以下に代替水を選ぶ際に注意したい、3つのポイントを解説します。
ミネラルが少ない軟水を選ぶ
猫に与える水は、ミネラルが少ない軟水が基本です。硬水は尿路結石など、病気のリスクを高めることがあります。
アルカリ性でなく中性の水を選ぶ
水の性質は、猫の体に近い中性のものを選びます。人間向けのアルカリイオン水は、猫には与えないでください。
アルカリ性の水は、猫の尿のバランスを崩し、尿路結石の原因になります。
猫が飲みやすい常温を心がける
水の温度は、常温に整えるのが理想的。
飲まなかったり、お腹を壊したりと、冷たすぎる水は注意が必要です。
水道水や他の水も飲まない猫も大丈夫|対処法3選

与え方や環境を見直すことで解決する場合があります。
猫はあまり水を飲まない習性がありますが、水分不足は病気のリスクを高めます。 以下の対策を検討するのも有効です。
流れる水が好きな猫へ 給水器活用法
猫は本能的に動くものに興味を持つため、流れる水を好む傾向があります。
この習性を利用したものが、循環式の給水器です。フィルター付きを選ぶと、水をきれいに保ちながら猫の興味を引きます。
器の素材や環境を変えて飲まない問題解決
飲水量が少ない原因は、器や周囲の環境である場合があります。
器の素材を変える
陶器やガラス、ステンレス製の器に変更してみましょう。プラスチック製の匂いを嫌う猫もいます。
器の場所や数を変える
トイレの近くや騒がしい場所は避け、静かで落ち着ける場所に設置します。 複数の場所に水飲み場を用意するのも効果的です。
ウェットフードとスープで手軽に水分補給
食事から水分を補給する方法も有効です。
ウェットフードには約75%以上の水分が含まれているため、自然な形で水分を補給できます。 ドライフードをお湯でふやかしたり、猫用のスープを与えたりするのも良い方法です。
猫は水道水を飲んでも大丈夫|ポイント総まとめ

今回は、猫に水道水を与える際の注意点や、飲まない時の工夫について解説しました。
日本の水道水は厳しく管理されており、猫に与えても基本的に安全です。心配な場合は、沸騰や浄水器で塩素を取り除いたり、お住まいの地域の水道水の硬度を確認したりすると、さらに安心して与えられます。
水道水を飲まない場合でも、与え方や環境を見直すことで改善する場合があります。
- ミネラルウォーターを使う(軟水)
- ウォーターサーバーを試す(軟水)
- 水の温度を変えてみる
- 器の種類を見直す
- 設置場所を変える
大切なのは、愛猫の様子をよく観察し、その子に合った水と環境を見つけることです。
飼い主として必要な知識を備えておくと安心です。